風の子守唄 ~1日目~

皆さん、こんにちは。

昨晩はBIGLOBEさんのつながりが悪くって、コンピューターでの更新ができず、携帯でお詫びを登校しても、それすら反映されませんでした。
本当に申し訳ありません。
まったく、みんなが一番使いたい時間なのに、メンテナンスだか混雑だか分からないけど、コメントも気持ち玉も反映されないし、自分の更新すらできないんじゃ、こりゃ、お引っ越しが増える訳です。
FC2にお引っ越しされた方々のお気持ちがよ~く分かります!
でも、僕は我慢して使ってやるから、もっと頑張れ、BIGLOBE!

さて、「つぶやき」シリーズ、何だか少しライフワークっぽくなってきました。
で、今回は、フィクションです。
長い話になると思いますので、数回に分けて書こうと思います。
今までは、自分の実体験から書いてきましたが、今回のものは、知りうる情報から自分なりに考えて書くものです。
ですから、間違いもあるかも知れません。
ただ、こういう事実がある、ということを、このお話しにしてみました。
心が重くなる、そんなお話しですが…。
途中でつらくなったら、お読みにならなくてけっこうです。
書こうとする僕自身もつらい気持ちですから…。

ですから、しばらくは画像は勘弁してもらいます。
画像を載せれば、よりつらくなりそうなので…。





風 の 子 守 唄


1日目

どうして?
なぜ「さようなら」なの?
おいていかないで!
1人にしないで!
“『さとおや』が見つからない”って、どういうこと?
“『しごと』がなくなった”って、僕にどんな関係があるの?
“『ひっこしさき』はペットはだめ”って、何のことか分からない。
それって、僕がいけないの?
だったら、あさい!ごめんなさい!
おいていかないで!

あぁ、「じどうしゃ」が行っちゃった!
ひとりぼっちはいやだよ~!
「しょくいん」っていう「にんげん」が、冷たい部屋に僕を連れていこうとする。
僕はどうなるの?
僕の家族は、お母さんは、お父さんは、子ども達は、どこへ行ってしまったの?
帰ってきて!
帰ってきてくれるよね?
さびしい、さびしいよ~!

「うるさいねぇ、静かにおしよ。」
僕の後ろから声がした。
おばあさんの犬だ。
「さびしいのは、何もあんたばかりじゃないんだよ。」
よく見ると、他にも仲間が何人かいた。
「だって、家族に置いていかれたんだよ、さびしいよ…」
「ここにいる、みんなもそうなんだよ。さっきから、あんたと同じ事ばかりキャンキャン言っているんだ。私はもう聞き飽きたよ。」
「みんな家族においていかれたの?」
「ああ、そうらしいねえ。私もそうなのさ。まあ、私は年寄りで先も短いから、『にんげん』の足手まといになったのさ。」
「あしでまとい?」
「邪魔者ってことだよ。」
「そんな!僕、いい子にしてたよ。でも、でも…、悪いことしてたのかなぁ…。」
「さあね、私はとしよりでヨボヨボになっちまっちたからね。家の『にんげん』どもも、それでずいぶんと手を焼いていたようだし…。きっと捨てられちまったんだねぇ…。」
「そんなこと!だったら、ぼくもここに、『あいごせんたー』に捨てられたっていうの?」
「あんた、さっきキャンキャン言ってただろ?ほら、『しごとがなくなった』とか何とか。あんたを世話する余裕が、あんたの家族にはなくなっちまったのさ。」
そんなばかな!
僕たちは家族だったんだ。
今まで3年もいっしょに仲良く暮らしていたんだ。
家族が家族を捨てるなんて、僕には考えられない。
きっと、僕が悪いことをしたんだ。
ここでいい子にしていれば、そうしたら、絶対、絶対に迎えに来てくれるはずさ。
泣きたい!
ううん、でも我慢しよう!
いい子にして吠えていなければ、きっときっと…。

他の子とも話をしてみた。
でも、みんな、吠えて疲れ切って、そして、さびしくってうずくまっているだけ。
分かったのは、今日、家族と離ればなれになったっていうことだけ。
だとしたら、僕も捨てられたの?
そんなこと…、そんなことあるものか!

すると、さっきの「しょくいん」っていう「にんげん」が入ってきて、僕らに水やご飯をくれた。
とても優しい目をした「にんげん」だった。
でも、とてもさびしそうな目をした「にんげん」だった。
“お前たち、しっかりお食べよ。さびしいだろうけど、つらいだろうけど、もしかしたら、明日には新しい『さとおや』が来てくれるかもしれない。希望を、少しでも希望を持っていような。”
何を言っているんだろう?
「さとおや」って何だろう?
“俺は、ここの『しょくいん』だから、ギリギリまでお前たちの面倒を見てやるし、ギリギリまでお前たちのことを考えてやるから!”
優しい、あたたかい手でなでられた。
みんな、みんな、「しょくいん」という「にんげん」に頭をなでてもらった。
「しょくいん」さんの目をよく見ると、うっすら涙が浮かんでいた。

「いつまでそんなところに座っているんだい?こっちへおいで。もう夜だよ。みんなでかたまって寝ていればあたたかいだろ?」
おばあさんの犬が声をかけてくれた。
僕は、この部屋の入り口の前で、家族が迎えに来てくれるのをジッと待っていたんだ。
「きっと、きっと迎えに来るもん!」
「だからね、もう夜だろ?おうちの『にんげん』がこんな時間に来るもんかい。」
「…。」
「だから、さぁ、こちらへおいでな。みんなでいつしょにあたたかくなろうじゃないの。」
おばあさんと僕、そしてあと4人の犬たちは、一つにかたまった。
「ほら、あたたかいだろ。今日は私の胸でおやすみ。」
あたたかかった。
とても、あたたかかった。
そうしたら、また涙が出てきちゃった。
明日にはお迎えに来てもらえるかなぁ?
いい子にしていれば、きっと来てくれるよね…。

何だか眠くなってきた。
泣き疲れて、吠え疲れて、もう本当に今日はいろいろなことがあったから…。
みんなスヤスヤ眠っていると、初めて外の音が聞こえた。
風さんが歌っている。

♪~おやすみ、おやすみ、よい子たち
  明日はいいことありますように
  明日は誰かが来てくれますように
  おやすみ、おやすみ、よい子たち
  泣いて泣いて泣き疲れたろう
  今日はぐっすりおやすみなさい~♪

風さんが子守唄を歌ってくれているんだ。
ありがとう、風さん。

おやすみなさい。

明日には、きっとお迎えに来てもらえるよね…。














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この記事へのコメント

  • ちぬぅ

    おはようございます!本日もとても和やかな記事を読ませていただいて、気持ちがいいです♪
    ありがとうございます。

    ところでBIGLOBEはおっしゃるように非常にどんくさいですね。

    でも、わたしも涅さん同様、ココで続けていきたいと考えています。
    ここは大人の利用者の方も多く、落ち着いていますし、せっかくお知り合いの方々が増えてきて感謝していますので、乗り換えてしまって、ひょっとするとそれで疎遠になってしまっては寂しいなぁ…なんて思ってしまうんですよね。
    2009年10月22日 08:12
  • ちぬぅ様>
    コメント、ありがとうございます。
    時間帯によっては、BIGLOBEさんは重いですよねぇ。でも、僕もここで知り合った方々とのご縁を大切にしたいと思っているので、まだまだここに居座り続けるつもりですヨ!
    2009年10月22日 11:06

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Weblog: バッハ無伴奏な日々~チェロ組曲ほか
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